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自律神経失調症になった人はうつ病を併発する場合が多いそうですが、例外にもれず私も軽症うつ病と診断されました。
毎日服用する薬と発作時に使用する薬の2種類をもらい、家路につきました。毎日服用する薬は不快な症状を改善する薬で、名前をパキシルと言います。もう一方はソラナックスで、発作の症状を緩和するものです。
パキシルは服用を始めてから効き始めるまでに、2〜3週間、人によってはそれよりも前後するそうです。という事は、その間に起こる発作には、まだ耐えなければならないのです。
薬の服用という1つの改善方法が見つかった事は嬉しいはずなのですが、薬がどれ位効くのか?という不安の方が大きく、その気持ちは打ち消されていた様です。
頭の中に棲み付いている不安は、やっぱり発作を呼んでしまいました。
ソファに寝そべっていても心の中は激しい運動をしています。体中に力が入り、やっと出す声も少し震え気味です。「手を握ってくれる?」妻に発した小さな言葉でした。
健康で一生を過ごせていたならば、私の性格上、生涯1度も口にすることは無かったであろう言葉でした。逃げ場の無い恐怖に耐える唯一の方法だったのでしょう。
それからソラナックスを呑みました。薬を呑んでから時計に目をやりました。
1分、2分、5分、10分、再三時計を睨みました。
「クスリが効かない!」そう思った私は、握った妻の手にすがるだけでした。
それから30分位経った頃症状が和らいできました。ソラナックスを服用してから1時間を過ぎた頃には、殆ど不快な症状は無くなっていました。

                             次回へ・・・

 

第4回

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